子ねこのロロ 2004年度作品 

子ねこのロロ

脚本:宮下敏子/演出:川端 清
音楽:川端 清/人形美術:小澤アキラ

(同時上演)日本の民話シリーズ
※地域によって作品が変わります

♪ぼくはロロ ぼくもロロ♪

夕暮れ前の野原で子ねことモグラ、二人のロロが出会いました。

「ボクは、誰も欲しくないや。母さんだって、友達だっていらないや。」
「寂しがりやのモグラくん、君の回りを見てごらんよ。
 いっぱい友達がいるじゃないか。」

目を閉じ、耳を澄ましてみてください。
ほら、風と木の葉のおはなしが聞こえてきませんか?
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■子ねこのロロ

 創った人々

■演出・音楽・・・川端清

 『子ねこのロロ』の脚本は、二十七年前、人形劇の俳優として、全国を巡回公演していた宮下敏子(前幼稚園の教諭)が、彼女の持つみずみずしい心で、園の先生の立場からでなく、人形劇を演ずる側の目線で、子どもたち、特に、乳幼児たちが理屈抜きで、食い入る様に観てくれる作品を作り上げたいと、思い込めて書き上げたのでした。

 シンプルな舞台装置と、人形は可愛らしい“子ねこ”と“もぐら”の二体、それを操作する役者は、観客である子どもたちにバッチリと姿を見せながら演ずる出使いです。

 オペレッタ風に仕上げてあるので、歌が沢山散りばめてあります。
作曲するにあたり、素直な、かざらない歌詞に、なんのてらいもなくメロディーが浮かんできました。

♪「おひさまにこにこ いい天気
 ぼくはのらねこ ロロ ロロ
 まだまだ ちびすけ 子どもだけれど
 立派なひげも あるんだぞ」

 ものがたりはこの歌で幕を開けます。雲が出て来て、雷も鳴り出し、雨も降りはじめました。
ひとりぼっちの“子ねこのロロ”、そして、同じ名前をもつ“もぐらのロロ”の出逢いです。

 観客の子どもたちにはこの二匹の出逢いをどう感じ取ってもらえるのだろうか。
決してひとりぼっちではない自分をみつけてほしい。囲りをよく見てみよう。となりには友だちがいる。花も、風も、そしてお月さまも、みんな友だちなんだよ。

 フイナーレを迎えた時に、観客の子どもたちと、演ずる役者たちがそう共感しあう空間が出来上る事を願いつつ、舞台づくりに入ってまいります。

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